jibun-biyori’s diary

公務員をやめて自分らしく生きていこうとする人生進行形の日記を綴ります

精子提供体験

子どもが欲しい人、もともと物理的に同性同士の人、ひとり親目指す人、妊活の人等
いろいろな人が世の中にいる。

ご多分に漏れず、私たちもそうだ。
私たちも数年前まで欲しいなぁと考えた時期もあった。

今の日本では精子バンクは行われておらず、知人から精子をもらうか、海外の精子バンクを考えるか、SNSで募集するか、といった危ない橋を渡ることになる。

SNSは本当に賭けでしかなく、危ない目に遭ってる人も何人もいる。

一度、SNSで出会った精子提供者を名乗る人と説明を聞くのに、会ったことがある。
なんと、無料で私たちの最寄駅まで来て話をしてくれるとのこと。

怪しい…

 


でも、とりあえず話だけ聞こうと、

おはると2人で駅のカフェで会った。

 


なんと、その人は精子提供者との仲介役で

全国を私たちのような欲しくても産めない人たちのため駆け回ってるという。

その精子提供者については、守秘で名前は言えないけど、いくつもの不動産を持ち活躍してる調べたら有名な人らしい。そして、その提供者は、妊活代でお金がかかるからと、100万を援助しているとのこと。その人自身、妻子がいて実の子は4人もいるんだって。そして、精子提供でできた子供は8人!何者??

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お金の援助については、最初に渡して持ち逃げされたこともあるそうで、妊活して病院の明細を見せてからお金を払うようにしたそう。

 


なんか、不思議。

 


それで、精子の話を仲介人がノートに描きながら大きい声で話すものだから、隣のファミリーのお父さんが驚いた顔してじっとこっちを普通に参加して話に聞き入ってた。 ちょっと恥ずかしいよね。

 


デリカシー持って〜

 


提供の仕方は病院まで仲介の人が冷凍した精子を持ってきてくれるそう。

 


熱心に話してくれたけれど、結局、私たちは数日してお断りすることにした。

理由は、説明してくれてとても有り難かったけれど、こういうことが初めての私たちには知らない人からお金をもらって産むという目的がずれてしまうこと、妊活する際、病院で子供を産みやすくするための注射を打たなくてはならないといったことが条件ぽく聞こえてしまったことだ。

 


子どものことを真剣に考えるようになり、仮に精子提供を受けて、その子どもが育った時に、出自を知る権利についても、本等で知ることになった。

 


子どもは物ではない。提供者は守秘にしてることが多い日本。自分がその当事者なら当然ルーツを知りたいだろう。AIDで生まれた子たちの未来まで考えた上で、提供者は必ず知ってる人が良い。

この条件を満たすのは、知り合いしかいなくなる。

 


おはるの知り合いにもあたったことあるけど、簡単な事じゃない。

というわけで、選択肢から子どもを作ることは消えました。

 


本当はおはるとの子ども以外欲しくないのが本音なんだよね。いつも2人で、

「そんなに顔も悪くない2人の子なら 絶対可愛いんだろなぁ」

なんて話して、欲しい気持ちを紛らわしとります

 


AIDについて、興味持った人は是非読んで見てほしい。将来の子どもについて真剣に考えるきっかけにしてくれたら嬉しいです。